同じ病名、同じ症状で、同じ治療を受けても、良くなる人とそうでない人がいます。

なぜ、そのような違いが生まれるのでしょうか?これは、治療の本質に触れる大切な問いです。

多くの治療家は、これまでの経験や知識に基づいて「おそらくこうだろう」という見立てをもとに治療を進めます。

その見立てが患者さんの状態にぴったり当てはまれば、症状は改善するでしょう。

しかし、もしその見立てが患者さんの本当の原因を捉えていなければ、一向に改善せず、あるいは一時的に症状が和らいでも、再発してしまうことがあります。

このようなことが起こる理由は明確です。

「本当の原因は、患者さん一人ひとり異なる」からです。

同じように見える症状でも、その背景や原因は千差万別です。

しかし、医療の現場では、この“当たり前”が見落とされがちです。その結果、対処療法に終始し、本当の改善には至らないケースが少なくありません。

私たちの体は、驚くほど繊細で個別的です。

原因は、患者さんの中にしか存在しません。

患者さんに「どこが痛いか」「どのような症状があるか」を尋ねることはできますが、本当の原因は、体の中で何が起こっているかを「直接聞く」ことでしかわかりません。

のむら整骨院では、この「体の声」に耳を傾けることを治療の核としています。

症状とは、体が発する「お知らせ」です。

痛みやしびれは、体が「ここに何か問題がある」と伝えようとしているサインなのです。

しかし、そのサインが指し示す場所が、必ずしも本当の原因とは限りません。

たとえば、肩の痛みを訴える患者さんがいた場合、その原因が肩そのものにあることもあれば、腰や骨盤、さらには内臓の緊張にあることもあります。

同じ肩の痛みでも、その背景が全く異なるのです。このように、「真の原因」を見つけ出すためには、患者さんの体が発する微細な反応を丁寧に観察する必要があります。

また、多くの治療法は、痛みや不調を一時的に取り除くことを目的としています。

これ自体は決して悪いことではありません。

しかし、症状を取り除くだけでは、根本的な改善にはつながらず、いつか重大な問題を引き起こすリスクがあります。

私は、単なる対処療法ではなく、体のバランスを整え、根本的な原因にアプローチすることで、体が本来持つ力を引き出す治療を目指しています。

症状は「体の言葉」です。

その言葉を誤解したり無視したりすると、治療は的を外れてしまいます。

のむら整骨院では、症状が伝えようとしている本当の意味を読み解き、その奥にある真の原因にアプローチします。

これにより、体は自然と整い、症状の改善だけでなく、再発を防ぐことが可能になります。

もし、

「今の治療では思うように改善しない」
「何度も再発して困っている」

と感じている方がいらっしゃるなら、ぜひ一度、のむら整骨院にご相談ください。

あなたの体の声を丁寧に聞き、その声に応える治療を通じて、新たな可能性を一緒に探していきましょう。

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン