冷え症対策

どのような症状にもいえることですが、根本的な原因に対処しなければ本当の解決になりません。
冷え性の場合もしかりです。

「冷え症を治すには、どうしたらいいですか?」
と問われれば、
「当院の治療を受けてください!」
が、もっとも誠実な回答になります。

しかし、それまでなんとか耐え忍ばなければならない状況もあると思いますので、対策方法をいくつかご紹介します。

末端部分を手っ取り早く

手の場合は、脇の下と肘の内側。
足の冷えの場合は、鼠径部と膝の裏を温めると幾分か緩和します。
ここは太い動脈が体表近くを通っているので、カイロなどを貼る事で、動脈血が温められ足先や指先の冷えの予防に効果があります。

水分の配慮

「1日2リットルの水分補給」という話しを聞かれたことがあると思います。
私も、時々、患者さんにお伝えしています。
しかし、これは、発汗や排尿により、体内の水分調節が正常にできている場合に限ります。
冷え症でお悩みの方は、この機能がうまく働いていないため、体に不要な水分がたまり、冷えやすくなっている可能性があります。
ですから、水分の摂取には十分な配慮が必要になってきます。
水分をよくとる方で冷え症の方はご注意ください。

もっとも有効な方法!?

それは、冷えを感じているところを“熱産生部位”にし、そこでつくられた“熱”を巡らせればればいいのです。
体内でもっとも熱をつくる場所は“筋肉”で、それは“血流”によって運ばれます。
膝から下、特に足先に冷えを感じる方はカーフレイズと下腿の筋肉のストレッチ。
肩が冷えるという方はショルダーシュラッグと僧帽筋のストレッチ。
手の指先が冷えるという方は、指立て伏せか握力グリップと手首のストレッチ。
要は筋肉を動かし、そして、その後にストレッチをすることです。
筋肉を動かすことで熱が産生され、ストレッチによりその熱が血流によって運ばれます。

 

冒頭でも申しましたが、これらは対症療法なので「冷えが治る」という事ではありません。
しかし、もっとも効果的な方法でしょう。

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン