感情記憶は内臓にストックされる!?

我々が日々、感じている恐れや怒り、悲しみ、不安、喜びなどの感情は、常に体のどこかに蓄積され続けています。

それは、「感情記憶」として、そのほとんどは『内臓』にストックされ、そして、それがある一定量に達すると、さまざまな症状として現れます。

また、感情というのは、その種類ごとのカテゴリーがあり、恐怖なら『恐怖のカテゴリー』に蓄積されていきます。

この状態をわかりやすくするために、コップが内臓、感情が蛇口から注がれる水、その感情を「恐怖」として説明します。

人生の中で、ヒトは「恐怖」を感じるたびに“恐怖という水”をコップにためていきます。

感情と体の構造図

コップが体(内臓)、感情が蛇口から注がれる水

例えば、9.11の問題でPTSDになる人は、この恐怖という感情が蓄積してきており、災害があったときにコップの水が一気にあふれてしまい、さまざまな症状が出てしまいます。

ただ、9.11の問題でも大丈夫な人もおられます。
それは、コップに恐怖という感情が、それほどたまっていなかったのであふれなかっただけということになります。


感情が一気にあふれて症状として現れる

PTSDで説明しましたが、体に現れる痛みやしびれ、だるい、不快感、違和感など、さまざまな症状もこの感情記憶が少なからず関わっています。

一般的な体に対するアプローチの治療で随分よくなったけれど、あと、まだもう少しと言うようなことがあると思います。
それは、このような状態が深く関わっていると推測されます。

ですから、症状を完全に取り去るには、過去に遡り、その時に体験、記憶した感情に直接アプローチしなければなりません。

しかも、一番初めに、その感情を体験し記憶した時期にまで遡る必要があります。

なぜなら、例えば、9歳のときに体験した恐怖を調整したとしてもまだ残っています。
5歳のときの恐怖を調整してもまだ残ってしまいます。

恐怖の場合、0歳から4歳のどこかに必ず原因があるといわれています。


コップにたまった『感情』を抜くことで、症状の改善につなげる

ですから、その「一番初め」は、いつ(何歳)で、どのような体験によりその感情を抱いたのか?
そして、体のどこにストックされているのか?
ということを探り、それに対してアプローチします。

これらを行うことにより、コップにたまった「恐怖」という名の水を抜くことができ、症状の改善につながるのです。

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン