冬場は腎臓に要注意

腰痛、脚の痛み、シビレ、重い、だるいといった症状ですと、「脊柱管狭窄症」という“診断名”で来られる方が非常に多く見受けられます。

特に冬場は、その傾向がさらに強くなります。

これらは、確かに典型的な脊柱管狭窄症の症状です。
しかし、実際に体を診させていただくと、脊柱管の狭窄以外にたくさんの原因が見つかります。

その代表的なものが腎臓です。
それ以外にも、脳や脊髄などの中枢神経系。
筋肉やその他の内臓など、いろいろなことが関係しています。

特に冬場に多いことから、これらは「冷え」と関係していると言っていいでしょう。

腎臓の冷えや機能の低下などで泌尿器系の働きが悪くなり、腰痛、膝痛、股関節、脚、ふくらはぎ、足首、足裏などの痛みやシビレという症状があわられます。

このように、狭窄症と類似の症状を呈している方が多いので要注意です。

しかも、腎臓がらみですと、患者さんの自覚と一致することはありません。
なぜなら、「腎臓が痛い、シビレる」ということは、ほとんどないからです。

「脊柱管狭窄症」という診断を受けて、手術を勧められておられる方は、再検討が必要かもしれません。

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン