「筋トレはしないほうがいい!?」

一般的に考えて、二十代より三十代、三十代より四十代と年齢をかさねるごとに筋力は衰えていきます。

ですから、その筋力をできるだけ落とさないように、若いときの筋肉量を維持するように、「筋トレをする」と言うのは至極、真っ当な意見のように思われます。

しかし、シマウマやライオン、ワニなどの野生動物は筋トレをするでしょうか?

ヒトを含めすべての動物は、自然の力で十分生きていけます。
自然から授かった力をそのまま使うことが、一番パワフルで健康的です。

何より、筋トレで無駄な筋肉をつけるより、
「筋力を必要としない動き方」
「筋力に頼らないで動けるようになる」
ことの方が重要ではないでしょうか!?

表現を変えるなら、死ぬ直前の体の状態で、それが自由に使えるようになっていれば、死ぬ前もその状態なので、なんら問題は無いということです。

スポーツ競技などでパフォーマンスを上げるために行うなら、まだ、いいかもしれません。

しかし、日常生活を豊かに健康に過ごすために筋トレをするというのは自然の摂理から外れているといえるでしょう。

さらに、足や腰の痛みやシビレなどは、「筋力がないから」というのが原因のようにに言われています。
そして、「筋トレをして筋力をつけましょう!」とも言われ、それが常識のようになっています。

ですが、そんな簡単な話しでしょうか?
いささか話が短絡的に思うのは私だけでしょうか?

筋トレや走り込みで、無駄な筋肉をつけることを、日常で死ぬまでやるのなら、まだいいでしょう。
しかし、途中でやめてしまうなら初めからしないほうが、健康にとってははるかにいいと思います。

今だけ、ちょっと筋力がついて体が動きやすくなったとしても、途中でやめてしまったり、年齢を重ねるごとに使えなくなるのであれば何の意味もありません。

動き、スピードなど、筋力に頼らないで動けるようになることを学ぶことがはるかに健康的です。

どこまで伝わるか?は、疑問ですが実際に体の使い方を体験してもらえば理解していただけると思います。

くどいようですが、最後に、筋力がなくても(表現が難しいのですが)十分に自由に動けるということはお伝えしておきます。

もうすぐとまではいきませんが、いずれは、世の中の常識がそのようになるかもしれません。

 

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン