神経の『ツマリ』という概念

命令が正確に伝わる事はとても大切です。

しかし、伝達する神経に『ツマリ』があると伝わりにくくなったり、全く伝わらなかったり、また、間違った命令が伝わったりしてしまいます。

脳や神経に異常があると、脳から手足や内臓などの各部位への命令は、もちろんのこと身体の各部位から脳への情報も正確に伝わらなくなります。

ですから、神経の伝達性に気を配ることはとても大切です。
腰痛や肩コリはもちろんのこと、うつなどの精神疾患やガンなどの重い病気などにとっても非常に重要なポイントになります。

免疫系の働きも、その指令がきちんと伝達できているかどうかに関わっています。
伝達系が正常に働いていないと、そもそも免疫系以前の問題だったりもします。

神経の詰まりが改善することで、筋肉に対しても適切な電気エネルギーが流れるようになり、筋力を上げる効果があり丈夫な体を作れます。
さらに、筋肉が丈夫になる事は、骨も丈夫になることを意味します。

血管の太さの調節は、血管の壁にある筋肉が広げたり締めたりすることで行われます。
そして、血管の筋肉に命令しているのも神経で、この神経が正常に働くことで血流も正常になります。
これにより体内の毒素や老廃物そして発痛物質なども回収できます。

中枢神経からの命令を受けないで成り立っている体の部位は小腸のみと言われており、脳とはあまり関わりももたず単独で働いていいます。
しかし、その他は脳からの命令を受けて活動しています。

ですから、神経の「ツマリ」を意識したメンテナンスを定期的に行うことは、健康を維持する上でとても重要なことといえるでしょう。

のむら整骨院 院長 野村晃生のサイン