【寝る前3分】白隠禅師の「内観」と「軟酥」で、脳と体をリセットする

想像を絶する修行により「禅病(今でいう自律神経失調症やノイローゼ)」に陥った白隠禅師。

彼が自らを治療するために考案したのが、この「内観の秘法」と「軟酥の法」です。

これを現代の整体・オステオパシーの視点から見ると、驚くほど理にかなった「脳脊髄液の調整法」であることがわかります。

私の解釈を交え、誰でも簡単にできる方法にアレンジしてご紹介します。

【1】内観の秘法(身体のリセット)

まずは体の緊張を解き、循環ポンプを動かします。

  1. 仰向けになる:全身の力を抜いてリラックス。
  2. 背伸び:足先と手先を互いに遠くへ引っ張り合うように、思い切り伸びをします(呼吸は止めてOK)。
    • ★ポイント:この時、心の中で「気海丹田腰脚足心(きかいたんでんようきゃくそくしん)」と唱えるとより効果的です。
  3. 脱力:伸びきったら、一気に「はぁーーー」と息を吐いて脱力します。
    • 床に体がズブズブとめり込んでいく感覚、泥のように溶ける感覚をイメージしてください。
<野村の視点>

これは筋肉の「緊張と弛緩」を利用した強制リセットです。背骨を伸ばして緩めることで、脳と仙骨をつなぐ「硬膜」がストレッチされ、脳脊髄液の循環が劇的に良くなります。

細胞が深呼吸するようなイメージです。

また、「気海丹田腰脚足心(きかいたんでん ようきゃく そくしん)」についてですが、これは、「気(エネルギー)が、丹田から腰、脚、そして足の裏まで満ちていく」という意味です。

ただ、難しい意味は考えなくても大丈夫です。

意味が分からなくても、この言葉の持つ「音の響き」や「リズム」だけで、気持ちが鎮まり、気が下半身に降りる効果があります。

お経のようなものだと思って、気楽に唱えてみてください。

【2】軟酥の法(心のリセット)

体が緩んだら、次はイメージの力を使います。

  1. イメージする:頭の上に「鴨の卵」くらいの大きさの、金色に輝く温かいバター(軟酥)の塊を想像してください。
  2. 溶け出す:それが体温でとろ〜りと溶け出し、頭、顔、肩へと流れていきます。
  3. 洗い流す:温かい液体が内臓や骨の隅々まで浸透し、体の疲れやイライラ、苦痛をすべて絡め取りながら、足の裏から流れ出ていく様子を想像します。
<野村の視点>

現代人の多くは、頭を使いすぎて脳に熱がこもる「上実下虚(じょうじつかきょ)」の状態、いわゆる「のぼせ」の状態にあります。

思考(頭)ばかりが働き、身体感覚がおろそかになっているのです。

この方法の優れた点は、意識を頭から足元へと物理的に下ろしていくことにあります。

「溶けて流れ落ちる」イメージを持つことで、頭に溜まった過剰な血液やエネルギーを足元へ誘導し、健康の基本である「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」の状態を作り出します。

眠れない夜や、考えが止まらない時には、特効薬以上の効果を発揮します。

難しい理屈はさておき、まずは「気持ちいいな」と感じることが「整う」への近道です。

今夜、お布団に入ってからぜひ試してみてください。

のむら整骨院 院長 

“病院医学”では紐解けない
痛みの正体を調律する『特別な整骨院』

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