施術のあと、どう過ごすか|楽になった体を「いつもの状態」にするために

その軽さ、
持ち帰れていますか

施術を受けたあと、

「肩が軽い」

「呼吸が深く入る」

「目の前が明るくなった」

そう言って、笑顔で帰っていかれる方がほとんどです。

その軽さは、施術の日だけのものではありません。

その日をどう過ごすかで、体がその軽さをどれだけ覚えていけるかが、変わってきます。

今日は、当院で施術を受けた方に、いつもお伝えしていることをまとめておきます。

体は、慣れた状態へ帰ろうとする

私たちの体は、立つ、座る、歩くといった日常の姿勢に合わせて、筋肉にいつも一定の緊張を保たせています。

脳と神経が、無意識のうちに「このくらいの力で支えておこう」と調整しているのです。

この力の入れ方は、長い年月をかけて身についたものです。

施術で余分な力が抜けても、日常に戻れば、体は慣れた力の入れ方へ、少しずつ帰っていこうとします。

不快だから戻るのではありません。

慣れているから、戻るのです。

以前、あるスポーツ選手の方に「軽くなりすぎて、感覚に少し戸惑う」と言われたことがあります。

それほど、体は慣れた状態を基準にしています。

その方も、続けるうちに、軽い状態のほうに慣れていかれました。

なお、強い刺激をくり返したときに筋肉そのものに起きる変化については、「なぜ、揉んでもらってもすぐ戻るのか」でお話ししています。

体は「くり返された状態」を、普通として覚える

体は、正しい状態を覚えるのではありません。

くり返された状態を、自分にとっての「普通」として覚えていきます。

長年、力を入れて過ごしてきた体は、力の入った状態を普通として覚えています。

だからこそ、施術で生まれた軽さを、日々の中で何度も味わっていただきたいのです。

軽い状態で過ごす時間が重なるほど、体はそちらを、新しい普通として覚えていきます。

ここで目指しているのは、ただ力が抜けて、だらんとした状態ではありません。

張りをたたえたまま、柔らかい状態です。

その違いについては、「柔らかいということ、緩んだということ」で詳しくお話ししています。

施術のあと、その日の過ごし方

水を、少し多めに飲む

施術でめぐりが戻りはじめると、体の中にとどまっていた老廃物が動き出します。それが腎臓を通って外へ出ていきやすくなるよう、その日は水を少し多めに飲んでください。

お茶やコーヒー、ジュースではなく、水です。

水と体のめぐりの関係は、「腎臓は「尿を作る臓器」だけではない」でお話ししています。

なお、医師から水分を控えるよう言われている方は、その範囲で。

すぐに、いつもの毎日へ戻らない

施術を終えてすぐにスマホを開いたり、仕事のことを考えはじめたりすると、体は慣れた緊張へと戻りやすくなります。

帰り道は、少しゆっくり歩いてみてください。

足の裏が地面にふれる感じ。

肩の位置。

呼吸の深さ。

「いま、軽いな」と感じるだけで十分です。

吐く息とともに、力を抜く

【整う作法】では、すべての作法の土台に「脱力吐息」を置いています。

ゆっくり息を吐きながら、肩や顔の力を、ふっと抜いていく。いまは、それだけで十分です。

詳しいやり方は、メルマガの無料講義でお伝えしています。

眠る前に、体へひとこと

その日の夜、布団に入ったら、胸のあたりに手をあてて、体に「有り難う御座います」と伝えてみてください。

今日一日、そしてこれまでの長い年月、休まず働いてくれた体へのねぎらいです。

入浴、お酒、運動について

入浴は、いつも通りで大丈夫です。

疲れを翌朝に残さない入り方については、「翌朝に疲れを残さない入浴法」で、動画でもご紹介しています。

お酒は、その日は控えめにしてください。

運動は、散歩のような軽いものなら大丈夫です。

激しい運動は、その日は避けてください。

だるさや眠気が出たとき

当院の施術は、ご自身の治る力が、より働くようにするものです。そのため、施術を受けた日は、少しだるくなったり、眠くなったりすることがあります。

これは、悪くなったのではありません。

体が、回復のほうへ力を使いはじめているのだと、私は捉えています。

たいていは、すぐに落ち着きます。眠けが出れば、どうぞ早めに休んでください。

強く揉まれたあとに出る「揉み返し」の痛みとは、別のものです。

なぜだるくなることがあるのか、もう少し詳しくは「症状が消えることと、体が良くなることは違う」でお話ししています。

次の施術までの日々

1日に何度か、ふと力を抜く時間をつくってみてください。

仕事の合間。

信号待ち。

お湯が沸くまでのあいだ。

吐く息とともに、肩を下ろす。それだけでかまいません。

リラックスした状態を体で覚える方法としては、「自律訓練法」も一つの手です。

施術は、きっかけです。

その軽さを、日々の暮らしの中で何度も思い出すうちに、それがあなたの体の「いつもの状態」になっていきます。

おわりに

施術と、日々の過ごし方。

その両方がそろったとき、軽さは少しずつ、あなたの体に根づいていきます。

過ごしてみて気になったことや、体の変化があれば、次に来られたときに、遠慮なくお聞かせください。

初めての方は、「初診の流れ」をご覧ください。

のむら整骨院 院長 野村晃生

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大阪市中央区【北浜・堺筋本町】
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お電話は18:00まで(留守電OK・折り返します)

院長経歴

検査で「異常なし」でも、つらさは本物
自律神経の乱れを

体の反応から読み解く整骨院

院長 野村晃生(のむら あきお)
柔道整復師/臨床歴20年以上

自律神経のはたらきを軸に、
身体が安心できる『整える施術』を大切にしています。